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『国際墨画会』
2007年12月6日

世田谷教室から 2007年歳末の指導風景

1.

今回は、半切(全紙の縦半分)2分の1サイズに「雨竹」(雨に打たれる竹)が課題です。
水墨画「雨竹」
2.

「雨竹」は、水気の多い墨たっぷりで描きます。今回は刷毛を使用します。あらかじめ薄く擦った墨を刷毛にしみこませ、角を中心に三角形に墨をつけると比較的うまく描けるでしょう。*刷毛には、しるしをつけておいて、どちらの側に墨をつけたか知っておく必要があります。
水墨画「雨竹」
3.

先ず、メインとする竹を描きます。
水墨画「雨竹」
4.

続いて、メインの竹から遠くに見える竹を想定して描きます。先ほどメインを描くときに使った刷毛には、墨を足さずに描くます。
墨が切れてしまいそうなときは、墨をつけた刷毛の根元に水分を補ってえがきます。
水墨画「雨竹」
5.

さらに竹が、構図の上では交わってるように遠くに見えるとします。その際は、先ほどの応用で、刷毛に水分を足して描きまあす。交差させるときには、いらない紙を下の竹の上に敷いて竹を描きます。
水墨画「雨竹」
6.

三本の竹は、一度刷毛につけた墨で描ききったものです。墨の濃淡で三本の竹が描かれた構図が浮かび上がりました。
水墨画「雨竹」
7.

竹に枝を描きこみます。描き順序は、竹を描いたじゅんばんどおり、つまり濃く描かれている竹、そしてその部位から枝をつけてゆきます。
水墨画「雨竹」
8.

枝が描けたら、次は葉です。葉も濃く描いた竹のさらにその部位からつけてゆきます。水墨画では、常に濃く描かれた所が手前で薄いほうが遠くという具合に合理的な描法です。
水墨画「雨竹」
9.

雨に打たれる竹が出来上がりました。水分たっぷりに描いて、雨の日の竹に見せます。葉は基本的に雨に打たれたように下向きです。描き終えたら、バランスを考えて名前を書きいれます(○○○○のところ)。
水墨画「雨竹」
10.

気が早いでしょうが、早春の草花の構図のとり方、描き順のご紹介です。
水墨画「雨竹」
11.

来年最初の課題は「梅」です。枝の伸び方に特徴のある四君子のひとつです。初心者の方には、特徴をデフォルメして描かれたほうがアプローチしやすいかもしれません。枝は、上向きの場合もあれな、下向きの場合もあります。鳥は、「めじろ」(鶯というのは故事伝承の間違いです)がふさわしいのですが。眼とくちばし、足に注意して描かないと鳥らしく見えなくなる恐れがあります。
水墨画「雨竹」